SGUプロジェクトとは?
SGUの概念を理解する前に、「G30」という言葉を知っておく必要があります。
2009年、日本は「2020年までに国内の留学生数を30万人にする」という大規模な計画を立ち上げました。これが「G30計画」です。留学生を増やすため、日本の大学に英語で授業を受けられるプログラムが開設されました。
そして2014年、その目標に近づく中で、文部科学省はさらに大規模で多様な募集方式を取り入れた「SGU計画(スーパーグローバルプロジェクト / Super Global University Project)」を正式に開始しました。
このSGU計画により、より多くの日本の大学が参加し、学部(本科)や大学院(修士・博士)に多数のSGUプログラムを設置しました。その結果、世界トップレベルの大学を目指す学生や、日本語があまり得意でない学生でも、日本の名門大学で学ぶチャンスを得られるようになりました。
SGUプロジェクトのメリット
メリット一:国内の大学院試験に比べて難易度が低い
SGUプロジェクトは、英語の成績のみが必要で、英語の成績要求は欧米の大学に比べて低いです。国内の大学院試験と比較しても、また通常の日本の留学試験(校内試験)と比べても、SGUプロジェクトに応募する学生の数は少なく、競争も少ないため、合格の確率が高く、世界ランキングの高い大学に入学しやすくなります。
メリット二:他の留学方法に比べてコストが低い
SGUプロジェクトは、試験準備中のコストを節約できます。日本に行って語学学校に通う必要がなく、国内から直接申請できるため、日本での1〜2年間の語学学校の学費や生活費を節約できます。
メリット三:国内の大学院試験に比べて効率が高い
SGUプロジェクトは、準備期間が短く、プロセスも簡単で、迅速にオファーを得ることができます。国内の大学院試験では、2回目の挑戦が必要な場合があり、リスクも大きい上、準備には少なくとも1年以上かかります。一方、SGUプロジェクトは日本語の成績が必要なく、英語の成績要求も高くないため、申請プロセスはシンプルで理解しやすく、必要な書類は通常の留学方法の半分程度です。知日塾の学生の平均準備期間は、わずか6ヶ月で一流大学のオファーを得られます!
*申請プロセスが簡単で、準備する書類が少ない
メリット四:大学のランキングが高い
SGUプロジェクトを提供している学校は、日本のトップ大学であり、世界ランキングで上位200以内にランクインしている大学ばかりです。
* ランキング上位10校のみ表示
メリット五:国際化の程度が高い
SGUプロジェクトを提供している大学は、単にカリキュラムが世界基準であるだけでなく、多くの国際交流プログラムを提供しており、留学生にとって豊富な選択肢があります。全て英語で授業が行われるため、学生は英語力を向上させることができ、卒業後は言語試験なしで、さらに欧米や日本の大学への進学を目指すことも可能です。
メリット六:奨学金が豊富
留学生に対して、学費減免政策や奨学金が豊富に提供され、留学費用が低く抑えられます。
メリット七:就職の展望が良く、選択肢が広い
SGUプログラムで取得した学位は、従来の日本留学と差はなく、日本で英語で授業を受けることで、英語力を高めるとともに、日本語能力も向上させることができます。卒業後は、中国や日本での就職にも国際市場で非常に歓迎されます(これは国内で大学院に進学した学生には難しい点です)。
メリット八:ゼロからの学習にも優しい(大学院向け *修士申請)
本科で学んだ専門が理想の専門でない場合でも、SGUを通じて専門を変更しても全く問題ありません! 英米圏で学んだ学生にとって、SGU申請はさらに有利になりますよ!」
これらの一流大学にはすべてSGUがあります! 現在のところ、37校の日本の一流大学がSGUプログラムを開設しており、13校はType Aのトップ校、24校はType Bの国際化牽引校に分類されています。
専攻分野が多彩です。
文系では経済、経営、社会、国際関係、法学、教育、公共政策、メディア、文学、歴史、言語学、情報統合管理、政策管理、政策科学、現代日本語研究、国際問題研究、国際教養などがあり、理系では情報理工学、電子電気、人工知能、ロボット工学、建築学、材料、医学、自動車工学、機械工学、量子科学、環境、航空宇宙、地球科学、土木工学、エネルギー工学、スポーツ学、コンピュータ、数学・物理・化学・生物学関連の学科などがあります。*上記は人気専攻の一部のみを示していますので、参考にしてください。
人気SGU校のご紹介
慶應義塾大学
慶應義塾大学はSGU-Aタイプの学校で、東京都中心部の三田キャンパスを主なキャンパスとしており、東京首都圏に6つのキャンパスと大学病院があります。本校には10の学部、14の大学院、10の一貫制学校が設置されています。大学院では、約半数の研究科がSGUの英語プログラムを開設しており、または英語で全ての単位を修得できるプログラムもあります。慶應は、グローバル・マネジメント教育連盟(CEMS)のメンバー校でもあり、政策メディア研究科や経済学研究科など、世界TOPの大学の修士号を取得できるチャンスもあります。」
大学院SGU项目
メディアデザイン研究科(KMD)
システムデザインとマネジメント研究科(SDM)
政策メディア研究科(SFC)
法学研究科(LLM)
理工学研究科(IGP)
経済学研究科
商学研究科
早稻田大学
早稻田大学はアジアで有名な日本の大学の一つで、慶應義塾大学と並ぶ「私立双雄」として知られています。英語のプログラムに関して、早稻田はさまざまなインターンシップや交流のサポートが非常に充実しており、皆さんもご存知の通り、国公立大学と比較して私立大学は国際化に注力しており、その中でも早稻田大学は特に優れています。世界中から優秀な留学生を積極的に受け入れ、高度に開かれた包容力を持っています。学術的には、早稻田大学は多くの国際的なトップ大学と緊密な連携と協力関係を築いており、さらに中国からの留学生が最も多い日本の大学の一つでもあります。早稻田大学には20の研究科と10の学術院があり、その大部分で英語によるSGUプログラムが提供されており、たとえ日本語が話せなくても、日本の名門大学に入学できるチャンスがあります。
大学院SGU项目
政治学研究科(GSPS)
社会科学研究科(GSSS)
国際文化・交流学研究科(GSICCS)
アジア太平洋研究科(GSAPS)
経済学研究科(GSE)
政策メディア研究科(SFC)
経営管理研究科(WBS)
法学研究科(LLM)
情報生産システム研究科(IPS)
スポーツ科学研究科(SPS)
MARCH校
MARCH(マーチ)は、日本の5つの有名な私立大学を指す略語で、以下の大学が含まれます:明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)。2021年のQS世界大学ランキングでは、MARCH校は中国の北京外国語大学、北京交通大学、中国政法大学などと並びました。
MARCHのSGUプロジェクトは、ほとんどが最近設立されたものですが、設立から時間が経っていないため、実験的で実用的、柔軟性があり、内容が豊富で面白いものが多いです。例えば、中英両語で授業を行うプログラムや、大学の1年目に海外留学ができるプログラム、一部の学校は英語版EJUの成績を認めています。
明治大学
理工学研究科 I-AUDプログラム
立教大学
国際ビジネスマスター MIBプログラム
公共管理マスター MPMAプログラム
社会開発とマネジメントマスター MSDAプログラム
法政大学
IISTプログラム
GMBA:Global MBAプログラム
青山学院大学
SMIPRP理工学院SGUプログラム
*上記の各プログラムの申請詳細については、文末のQRコードをスキャンしてお問い合わせください。 SGUプロジェクトの申請要件
SGUプロジェクト申請資料
*各大学の各研究科によって要求される資料は異なるため、SGUプロジェクトの申請資料も異なります。知日babaはここで早稲田大学を例にして、どの専攻でも提出が必要な申請資料の「標準セット」を整理しましたので、参考にしてくださいね~
1.申請書
2.学位卒業証書
3.大学の成績証明書
4.研究計画書(紙媒体 + 電子版)
5.TOEFL/IELTS/TOEICの英語成績証明書(申請締め切りの2年以内)
6.外国留学生調査表
7.資金証明書
8.パスポートのコピー
9.住民票のコピー
10.申込費用の領収書
その他の大学のSGU申請資料については、文末のQRコードをスキャンして、@知日塾小可愛に詳細をお問い合わせください!
SGU申請 英語要件
名門大学のSGUに申し込むためには英語のスコアはどれくらい必要か?一枚の図で確認できます!